多摩とキャンプとテンカラと　　　

そこは釣り雑誌に載っていない、ネットにも情報がない、釣り人がいない、まさにイワナの楽園。
しかも、関東エリアで近い。

　

皆さん、3連休遊んでますか？
今回は、すとまじテンカラ部の会長と2人での釣行です。
会長が2週間前に下見に行った、尺イワナが群れをなして泳いでいる楽園。
そのエリアは、標高1600メートルの車止めから標高2000メートル以上まで距離にして10キロを登り、
そこから標高1500メートルの沢まで距離にして13キロ下った所にある、人が入らないエリア。
私は登山をしますが、とてもこのエリアまで歩いて行く気はしません。
で、どうやって行ったのか、ということになりますよね。
そう、電チャリです。
登山道でもある、荒れた林道で近くまで行けるのです。
しかし、電チャリにはかなり厳しくジャリや石が散乱している廃道といってもよい道でした。
そんな林道でも、ところどころ舗装が残っているのがうれしかったな～


3連休の初日の朝5時半、車止めの気温は18.5度。
やっぱ標高が高いだけあって涼しいね。



標高2000メートル越えました。
このエリアは舗装になっていて快適でした。
ここまで標高差600メートル、10キロを登りました。
あとはずっと下りです。



林道はここで終わってます。
さて、沢まで下りるとしますか。



よくここまで耐えてくれた、オレの電チャリよ。
でも、ギーコギーコ音がするようになって、帰りが不安です。



会長がザイルを担いで沢へ下って行きます。



やっと沢に到着。
あれ,なんか石が赤いね。鉄分かね。



なかなか良いポイントもたくさんあるし。
爆釣の予感するな～



ここから下りてきました。
ザイルは必要なかったです。



テン場に適した平な場所はここしかありません。
まずはタープを張って、寝る場所を確保します。



設営したら、すぐ釣り？
いいえ、ここは大人の余裕といいますか。
まずは、ワインにブルーベリーやチーズで無事に到着できたことに乾杯です。
酔っ払ってきたぞ。



さて、宴会もそろそろ切り上げて、釣りに行きますか。



きれいな沢ですね。



いいね～



すげ～
こんな素敵な渓相、めったにありません。



毛鉤を落としたいポイントがあるわあるわ。



そして毛鉤を落とすと･・・
ズンッ、とサオを持ってかれ。
んっ、根がかり？
それにしては、ラインがじりじり石の下へ持ってかれます。
竿が折れそうなので、ラインを手に持ち引き寄せます。
すると、なんと・・・



でかいイワナの頭が水面に出ました。
これはデカイぞ。



だめだ、引き上げられない。
ハリスが切れそうだ。



慌てるな、ここで切れたら悔やんでも悔やみきれない。
余裕で尺サイズはありそうだ。
ぶっといイワナだな。




あとは手を使ってなんとか引き上げました。
お～
でけ～
尺どこじゃないぞ、こいつ。



グリップが30センチあるので、
頭と尾びれがはみ出しているのを考慮すると40センチほどか。
ここは、本当に楽園じゃないか。



この顔つきといい、この沢の主かもしれんぞ。
怒ってるよな、やっぱ。
はい、はい、すぐリリースしますからね。
主を釣ってしまって、なんか祟りがあるんじゃね～か。




会長はどうかな。



おっ～、
泣き尺じゃないですか。
これが、この沢のアベレージサイズです。



それにしても、見てこのナメ。



暑かったら飛び込みたいね。
でも、寒いくらいなので、それは無理。



会長、沢の雰囲気を体で感じてる様子。
数匹釣ったらもう満足だよね。



テン場に戻って宴会の続きをしますかね。
ワインのボトルがもう残り少ない。
でも、まだあと1本分あるから大丈夫。



会長、シブイすよ。



翌朝もイワナは姿を見せてくれます。



よいサイズです。9寸ほど。




そして、そろそろ帰りの時間。
標高差700メートルの登りが待ってます。



二人とも疲れ果てて車止めまで帰ってきました。
すると、会長の車がやや傾いているではないですか。
なに～
右のタイヤ、２つともパンクしてるではないですか。
イタズラか？
まったく。楽しかった釣行もこれで台無しです。

電波の届く場所まで下りてきてＪＡＦに電話。
私はＪＡＦが来たのを見届けて、帰路につきました。
釣りはとても楽しく、あの楽園は大切にしたいと思いました。
会長、最後にとんでもないハプニングがありましたね。
本当に残念です。





でも、本当に楽しく釣りをさせていただきました。
尺クラスが立て続けに釣れるなんて夢のようでした。
大変お世話になりました。
また、行きたいです。



またね～