2012年10月15日
初の北ア表銀座 Part1
それは1枚の写真がキッカケだった。
以前、あずみ野に行った際に買った一枚の絵葉書。
蝶ヶ岳からの穂高連峰と槍。
すげ~きれいだな、と思ってた。
いつかはこんな素敵なところへ行ってみたいと思ってた。
そして・・・
ついにそのチャンスがやってきたのだ。
この目でこの素晴らしい展望が見れるチャンスがやってきたのだ。
波乗りに例えると、「ビッグウェンズデー」だ!

以前、あずみ野に行った際に買った一枚の絵葉書。
蝶ヶ岳からの穂高連峰と槍。
すげ~きれいだな、と思ってた。
いつかはこんな素敵なところへ行ってみたいと思ってた。
そして・・・
ついにそのチャンスがやってきたのだ。
この目でこの素晴らしい展望が見れるチャンスがやってきたのだ。
波乗りに例えると、「ビッグウェンズデー」だ!

先週の3連休は、北アの双六で雪と風のため残念ながら下山した。
そしてこの週末、10/13,14の土日。
天気はバッチリ、土日とも高気圧が良い位置にいる。
体調も良好。ここ1ヶ月間は雲ノ平や黒部、双六へ連続して登り、
54歳の足腰も若さを取り戻しつつある。
もう少ししたら雪で登れなくなるし、この週末は最高の条件じゃないか。
行ってみよう、あの絵葉書の景色へ!

10/12(金)、仕事から20時帰宅。今日も部下たちは良く働いてくれた。
山の準備は出来てる。
すぐ出発だ。
あずみ野の三股登山口の駐車場は70台分だけだ。
土曜の明け方にはいつも満車状態という情報は得ていた。
遅くとも今夜23時台には着きたい。
急いで着替えだ。
スーツを脱ぎ、シャツやネクタイをベッドに放り投げ、
パタゴニアのベースレイヤー、キャプリーン3を着こむ。
シャツはいつものネルシャツにしよう。
パンツは35年前に買ったウールのニッパポッカ。春秋登山にはこれが一番だ。
さあ、急げ。
読書中の嫁には、登山行動予定をメールで送ったよと、スマホを振って見せる。
するとニコッと笑って、「気をつけて」と一言。
愛してるぜ!
グレゴリーSavant38を愛車のツーリングワゴンのラゲージへ放り投げ、スタートボタンを押す。
助手席のフロアにはキーンのトレッキングシューズPYRENEESが先週のまま出番を待っている。
今日もエンジンは絶好調。いい音してるぜ。やっぱこのメーカーは2リッターの車に限る。
20時半、自宅を出発。圏央道高尾インターまで約30分、
それから中央を飛ばせば、安曇野インター(旧豊科)には23時には着くだろう。
さあ、クラプトンのご機嫌なサウンドと一緒に、現地まで240キロのナイトクルージングの始まりだ。
23時半、登山口駐車場に到着。
既にほぼ満車状態。ディフェンダー110とクラシックミニの間にクルマを駐車する。
気温は3度、結構冷えるな。
ポケットからジャックダニエルが入ったスキットルを取り出し、一口飲む。
ん~、最高じゃないか。
あの絵葉書の絶景に乾杯だ。
クルマのシートを倒す。ほぼ180度まで倒れるのでぐっすり寝れる。
いつもラゲッジに置いてあるシュラフ、イスカのデナリを取り出し、その中へ入る。
ん~、少し熱いくらいだ。
さて、5時に起きるとするか。

朝の駐車場。
これから登る目標は朝焼けに染まってる。
あそこまでか。
しかし遠いな~

登山口までは気持の良い林道を歩く。
このくらいの道は、歩きながら様々なチェックをするのに丁度良い。
シューズの紐の締め具合、ザックのバランス、体調など。
バーボンの飲み過ぎ以外、全て完璧だ(笑)

しばらくするとトイレや登山届ポストなどがある小屋へ到着。
6時半、私も登山届をポストに入れる。
目的地は蝶ヶ岳、参考タイムは5時間だ。
午前中には、あの絵葉書の展望にお目にかかれるって訳だ。
楽しみにしてるぜ、蝶ヶ岳。

さすが表銀座。
軽いノリで登ってしまう人が多いんだろう。
オレ?
オレはもちろん常念への急登へは行きません。
目的は蝶ですから(笑)

登山口の横には沢が流れている。
もちろん釣り人などはいない。
良さそうな沢だ。でも少し狭いので一般的にはテンカラは厳しいか。
しかし、3.3メーター竿でライン3.5くらいで毛鉤を流せばきっと・・・
いかん、いかん、今日は登山に来たんだ。
釣りのことは忘れよう。

ここが常念と蝶への分岐地点。
増水の際は蝶へ行くのにも常念経由ってことか?

このつり橋を渡ると本格的に登山スタートだな。

最後の水場、力水。
おいしいお水でございました。

まずはこんな登りから。
先行者に追いついてしまった。
落ち付け。
はやる気持ちは分かるが、急ぎ過ぎだぞ。

有名なゴジラの木。
もうゴジラ以外には見えなくなってしまう(笑)
牙のところの石の置き方も絶妙だな。
センスあるな。

かなり登ってきたぞ。
常念の尾根が見えてきた。
あそこは確かにキツそうだな。

3.9Kチョリソってどういう意味?
誰か教えて。

常念を右に見て登る。
かなり登ってきたが、常念以外は見えない。
展望は最後のお楽しみってことか。

地図を見ると、最後の2時間は等高線が狭い。
よって、それだけ急坂でことだな。
でも、双六よりは楽なコースだと思う。
なんたって距離が短いのがいいね。

う~ん、
もうちょっとじゃないかな、稜線は。
こんなに近くに常念が見える。

おっ、表銀座の山々が見えてきたぞ。
このコース、最後の最後まで展望はお楽しみにとってあるんだな。

もしかして、これを越えるとあの・・・
あの・・・
え、絵葉書が・・・

うひょ~、
見えてきたぞ!
焦るな、走るな!
おい、いつものタケジの文章に戻ってきたぞ。
さっきまでの少しキザっぽい文章はどうした。

いやいや、もう無理だよん。
いつもの雰囲気で行くよん。
だって見てよ、この絶景。
もう少し上から見れば、あの写真と一緒になるはず。
走れ、走れ。
もうすぐ絶景だぞ。
イテっ、転んだ。
慌てるな。
そう、もうすぐだ。
まず後を向いて、目を閉じて
イチ、ニのサンで振りかえるぞ。
イチ、ニ~、の、サ~ン!

ひょうえ~
写真と一緒だ~
すげー
見事な絶景だ~

次回はテント設営から夕やけ、御来光へ。
お楽しみに
またね~


そしてこの週末、10/13,14の土日。
天気はバッチリ、土日とも高気圧が良い位置にいる。
体調も良好。ここ1ヶ月間は雲ノ平や黒部、双六へ連続して登り、
54歳の足腰も若さを取り戻しつつある。
もう少ししたら雪で登れなくなるし、この週末は最高の条件じゃないか。
行ってみよう、あの絵葉書の景色へ!

10/12(金)、仕事から20時帰宅。今日も部下たちは良く働いてくれた。
山の準備は出来てる。
すぐ出発だ。
あずみ野の三股登山口の駐車場は70台分だけだ。
土曜の明け方にはいつも満車状態という情報は得ていた。
遅くとも今夜23時台には着きたい。
急いで着替えだ。
スーツを脱ぎ、シャツやネクタイをベッドに放り投げ、
パタゴニアのベースレイヤー、キャプリーン3を着こむ。
シャツはいつものネルシャツにしよう。
パンツは35年前に買ったウールのニッパポッカ。春秋登山にはこれが一番だ。
さあ、急げ。
読書中の嫁には、登山行動予定をメールで送ったよと、スマホを振って見せる。
するとニコッと笑って、「気をつけて」と一言。
愛してるぜ!
グレゴリーSavant38を愛車のツーリングワゴンのラゲージへ放り投げ、スタートボタンを押す。
助手席のフロアにはキーンのトレッキングシューズPYRENEESが先週のまま出番を待っている。
今日もエンジンは絶好調。いい音してるぜ。やっぱこのメーカーは2リッターの車に限る。
20時半、自宅を出発。圏央道高尾インターまで約30分、
それから中央を飛ばせば、安曇野インター(旧豊科)には23時には着くだろう。
さあ、クラプトンのご機嫌なサウンドと一緒に、現地まで240キロのナイトクルージングの始まりだ。
23時半、登山口駐車場に到着。
既にほぼ満車状態。ディフェンダー110とクラシックミニの間にクルマを駐車する。
気温は3度、結構冷えるな。
ポケットからジャックダニエルが入ったスキットルを取り出し、一口飲む。
ん~、最高じゃないか。
あの絵葉書の絶景に乾杯だ。
クルマのシートを倒す。ほぼ180度まで倒れるのでぐっすり寝れる。
いつもラゲッジに置いてあるシュラフ、イスカのデナリを取り出し、その中へ入る。
ん~、少し熱いくらいだ。
さて、5時に起きるとするか。

朝の駐車場。
これから登る目標は朝焼けに染まってる。
あそこまでか。
しかし遠いな~

登山口までは気持の良い林道を歩く。
このくらいの道は、歩きながら様々なチェックをするのに丁度良い。
シューズの紐の締め具合、ザックのバランス、体調など。
バーボンの飲み過ぎ以外、全て完璧だ(笑)

しばらくするとトイレや登山届ポストなどがある小屋へ到着。
6時半、私も登山届をポストに入れる。
目的地は蝶ヶ岳、参考タイムは5時間だ。
午前中には、あの絵葉書の展望にお目にかかれるって訳だ。
楽しみにしてるぜ、蝶ヶ岳。

さすが表銀座。
軽いノリで登ってしまう人が多いんだろう。
オレ?
オレはもちろん常念への急登へは行きません。
目的は蝶ですから(笑)

登山口の横には沢が流れている。
もちろん釣り人などはいない。
良さそうな沢だ。でも少し狭いので一般的にはテンカラは厳しいか。
しかし、3.3メーター竿でライン3.5くらいで毛鉤を流せばきっと・・・
いかん、いかん、今日は登山に来たんだ。
釣りのことは忘れよう。

ここが常念と蝶への分岐地点。
増水の際は蝶へ行くのにも常念経由ってことか?

このつり橋を渡ると本格的に登山スタートだな。

最後の水場、力水。
おいしいお水でございました。

まずはこんな登りから。
先行者に追いついてしまった。
落ち付け。
はやる気持ちは分かるが、急ぎ過ぎだぞ。

有名なゴジラの木。
もうゴジラ以外には見えなくなってしまう(笑)
牙のところの石の置き方も絶妙だな。
センスあるな。

かなり登ってきたぞ。
常念の尾根が見えてきた。
あそこは確かにキツそうだな。

3.9Kチョリソってどういう意味?
誰か教えて。

常念を右に見て登る。
かなり登ってきたが、常念以外は見えない。
展望は最後のお楽しみってことか。

地図を見ると、最後の2時間は等高線が狭い。
よって、それだけ急坂でことだな。
でも、双六よりは楽なコースだと思う。
なんたって距離が短いのがいいね。

う~ん、
もうちょっとじゃないかな、稜線は。
こんなに近くに常念が見える。

おっ、表銀座の山々が見えてきたぞ。
このコース、最後の最後まで展望はお楽しみにとってあるんだな。

もしかして、これを越えるとあの・・・
あの・・・
え、絵葉書が・・・

うひょ~、
見えてきたぞ!
焦るな、走るな!
おい、いつものタケジの文章に戻ってきたぞ。
さっきまでの少しキザっぽい文章はどうした。

いやいや、もう無理だよん。
いつもの雰囲気で行くよん。
だって見てよ、この絶景。
もう少し上から見れば、あの写真と一緒になるはず。
走れ、走れ。
もうすぐ絶景だぞ。
イテっ、転んだ。
慌てるな。
そう、もうすぐだ。
まず後を向いて、目を閉じて
イチ、ニのサンで振りかえるぞ。
イチ、ニ~、の、サ~ン!

ひょうえ~
写真と一緒だ~
すげー
見事な絶景だ~

次回はテント設営から夕やけ、御来光へ。
お楽しみに
またね~


Posted by タケジ at 21:45│Comments(8)
│登山
この記事へのコメント
いいですね~
3月まではアレですし
これからの季節は稜線ですね~
あぁーしかしここはこんなに眺めが良かったのかっと
お盆休みが悔やまれますww
3月まではアレですし
これからの季節は稜線ですね~
あぁーしかしここはこんなに眺めが良かったのかっと
お盆休みが悔やまれますww
Posted by jan at 2012年10月16日 08:42
きれいですねえ。
槍~奥穂高の間には3000M峰が7座もあるんです。光と風と雲が踊る稜線。辛いのにまた行きたくなりますねえ~。
お魚情報:地元の人の話では,島々から坂巻温泉までの梓川峡谷,大岩の下からバシャッといい型のイワナが出るそうです。
槍~奥穂高の間には3000M峰が7座もあるんです。光と風と雲が踊る稜線。辛いのにまた行きたくなりますねえ~。
お魚情報:地元の人の話では,島々から坂巻温泉までの梓川峡谷,大岩の下からバシャッといい型のイワナが出るそうです。
Posted by take at 2012年10月16日 13:18
おはつです
ひょえ~
絶景ですね!
お盆休みに行ってきたのですが、この景色見ることができず・・・
強風と寒さに耐えた山登りを思い出します。
いつかはこの景色絶対に見る!
ひょえ~
絶景ですね!
お盆休みに行ってきたのですが、この景色見ることができず・・・
強風と寒さに耐えた山登りを思い出します。
いつかはこの景色絶対に見る!
Posted by jimnysj30
at 2012年10月16日 18:24

janさん、どうもです。
そうすね、3月まではあれですからね~
でも、janさんは絶対管釣りとか行かなそうですね(笑)
しかし、残念でしたね。
鷲羽も登ったのに、あのガスじゃね。
是非リベンジしてください。
そうすね、3月まではあれですからね~
でも、janさんは絶対管釣りとか行かなそうですね(笑)
しかし、残念でしたね。
鷲羽も登ったのに、あのガスじゃね。
是非リベンジしてください。
Posted by タケジ
at 2012年10月16日 19:35

takeさん。こんちは。
表銀座の良さ、分かりましたよ、takeさん。
あと、島々から坂巻温泉までの梓川峡谷。
フフウ、来年の黒部の帰りにちょっくら竿出しますか。
表銀座の良さ、分かりましたよ、takeさん。
あと、島々から坂巻温泉までの梓川峡谷。
フフウ、来年の黒部の帰りにちょっくら竿出しますか。
Posted by タケジ
at 2012年10月16日 19:37

jimnysj30さん、コメントどうもです。
そうですか、行ったけど天気悪かったみたいですね。
ホントに山の天気は分かりません。
私も双六で吹雪だったし・・・
是非リベンジして絶景を!
あと、jimnysj30さん釣りもするんですね~
そうですか、行ったけど天気悪かったみたいですね。
ホントに山の天気は分かりません。
私も双六で吹雪だったし・・・
是非リベンジして絶景を!
あと、jimnysj30さん釣りもするんですね~
Posted by タケジ
at 2012年10月16日 19:44

タケジさん こんばんは!
こんなに晴れ渡ってて 雲も無く
雑誌でしか見た事ない”絶景”ですね!!
絶景とは、この景色の為にある言葉ですね!
朝焼けで真っ赤に壁が燃える
モルゲンロート!
早起きして写真撮っていただいたでしょうか?
まさか寝坊したなんて、ないですよね?
期待しております!
こんなに晴れ渡ってて 雲も無く
雑誌でしか見た事ない”絶景”ですね!!
絶景とは、この景色の為にある言葉ですね!
朝焼けで真っ赤に壁が燃える
モルゲンロート!
早起きして写真撮っていただいたでしょうか?
まさか寝坊したなんて、ないですよね?
期待しております!
Posted by 第1コーナー
at 2012年10月16日 22:30

第1コーナーさん、こんばんは~
えっ、早起き?
いや~、星を見ながら飲みすぎちゃってさ~
なんてね。
次回期待しちゃってください。
えっ、早起き?
いや~、星を見ながら飲みすぎちゃってさ~
なんてね。
次回期待しちゃってください。
Posted by タケジ at 2012年10月16日 22:40
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