多摩とキャンプとテンカラと　　　

皆さん、こんにちは。
いよいよ4日目の朝です。
今日の夕方15時には、すとまじテンカラ部の皆さんと黒部本流とB沢出合いで待ち合わせ。
そろそろお帰りモードに切り替えです。

今朝も良い天気。
テントを乾燥撤収できます。
今日は黒部本流へ下りて行くだけだから、ゆっくり雲ノ平の風景を楽しみましょう。




雲ノ平のテン場には立派なトイレもありました。




さて、そろそろ出発です。




雲ノ平山荘で記念写真




ここで皆さんに雲ノ平の360度パノラマをお見せしたいと思います。
まずは、パート1で紹介したGoogleマップを見てみましょう。
北アの代表的な山々が雲ノ平を囲んでいます。




さてさて、その360度の絶景を10枚の写真でご紹介します。
一部分重なるように撮影してますので、そのあたりも見ていただければ360度パノラマが
感じていただけるかと思います。
まず初めは右に赤牛岳、中央に立山方面の写真。
ここから右回りへ撮影していきます。




赤牛岳から右へカメラをまわすと水晶が見えてきました。



お～、カッコえ～な～



水晶から更に右回転。



祖父岳、三俣蓮華あたりかな。



更にカメラを右回転すると、とんがりは笠かな。



そして黒部五郎に雲ノ平山荘が見えてきました。



赤木や北の俣




太郎が見えてきて、いよいよ薬師が。




迫力あるね～




最後に私。
あれ、いらなかった？
そりゃ、失礼しました。



はい、以上の10枚の写真は1歩も動かず、たた体を回転しながら撮影しました。
雲ノ平の360度の大パノラマ堪能いただけたでしょうか。
しばらくここに留まりたい。
誰もがそんな気持ちにさせる日本の最後の秘境。
雲ノ平からの絶景でした。



先を急ぎましょう。
雲ノ平からB沢出合いまでは、大東新道を使います。
トラバース気味に黒部本流へ下りていくルートで、途中にE,D,C,B沢を渡ります。




泥濘や木の根が多く滑りやすいルートです。
雲ノ平からB沢出合いまで、参考タイプは4時間半。
私の場合、5時間～5時間半というところか。
まあ、10時には雲ノ平を出発したから15時までには着くだろう。
すとまじの皆さんは、太郎平に着いた頃か。



初めの沢、E沢。
ハシゴがあるので助かりますね。



E沢の上流はこんな感じでした。



そしてD沢。
どこもそうですが、沢を渡る時は崖を下ったり登ったり大変です。



落石が怖いのでさっさと行きましょう。




ホント、ハシゴには助かります。



やっとC沢まで来ました。




沢からはまた急登です。
登ってる時、後でガサッガサッっと大きな音！
振りかえると、沢向かいの山側を大きな熊が逃げるように登って行くではありませんか。
ガサガサッ、ガサガサッ、は、はやい！
距離20メートルほどか。
ひぇ～、俺の姿見て逃げたみたいですが。
かなり大きな熊。毛がフサフサしてます。
こっちはぜんぜん気がつきませんでした。
怖～っ
どうやら沢にいたようです。
写真、撮れなかったよ。残念。




そりゃ、熊くらいいるよな。
こっちから熊の生息エリアに入ってるんだしね。




やっとB沢まで来ました。



ここを下がると黒部本流です。かなり急だな。




おっ～、本流が見えてきたぞ。




出合い付近の黒部本流です。




やっぱ、水が少なめだね。
現在14時50分。間に合ったよん。




すとまじの皆さんが来るまで休憩しよう。
なぜか、竿を出す気持ではなかったな。



15時半。あれ、来ないね。
上流みても来る気配ないし。



もしかして、
来るのやめたとか。
どこかで野営とか。
いろいろ考えます。




16時になって、
待ってても仕方ないので上流の薬師沢小屋方面へ移動しよう。
途中で会うでしょ。
薬師沢小屋までは、ここから1時間半～2時間かかります。




釣りには良いポイントがたくさんあります。




なんか暗くなると焦ってくるな。
ビバーク出来る場所をチェックしながらいきます。




ひとりくらいなら、寝れそうな場所はあります。
とか思いながらいると、なんと薬師沢小屋に着いてしまった。
あれ、会わなかったな。
どうしたんだろうな。
17時半になり、小屋の宿泊に予約を入れました。
たまには布団で寝るのもいいな。
食事もお願いしちゃおうかな～。
なんて思って小屋の前で寛いでいると・・・
上から、
「タケジさ～ん」という声。
あれ～、すとまじテンカラ部隊が到着したではないですか～。
やっぱ、折立から薬師沢まで、重い荷物を担いでくるのは時間どおりにはいかないってことです。

結局、みんなで薬師沢小屋に泊まりました。
とはいったものの、3連休の初日。
もう寝る布団はありません。
しかたなく、いや、ラッキーなことに板の間の乾燥室に6人で寝ることが出来ました。
屋根があるっていいね～




次の朝、すとまじテンカラ部の集合写真です。
まあ～、怖い衆がいっぱい。
でも、皆さん優しい人ばかりですよ（笑）
私以外は赤木沢へ。
私は足首のこともあるので、薬師沢を釣り上がり、太郎平のテン場で待ち合わせすることにしました。



みんなと行きたかったけど、仕方ないですね。
赤木沢をあがるまではいいと思うのですが、それから稜線まで、そして稜線を太郎平まで帰ることを考えると、
私がみんなの足をひっぱってしまうのは確実です。
私は、直接薬師沢を太郎まであがることにしまた。


パート5に続きま～す。
またね～