多摩とキャンプとテンカラと　　　

鷲羽岳山頂から、岩魚の渓を望む。

登山開始から2日目の午後、人にまったく荒らされていない渓がそこにあった。




入渓してからしばらく下流へ下ってから釣り上がろう。
岩から顔を出すと岩魚が走る走る。すごい数だ。
夕方なので、時間は限られている。
テン場へ戻る時間を考えると、釣りが出来るのは1時間ほどしかない。
まあ、明日もあるしゆっくり釣ればよいだけだ。





毛鉤を落とすポイントに、左手でカメラのレンズを向ける。
右手でテンカラ竿を振って毛鉤を狙ったポイントへ落とす。
そして、毛鉤を落としたらシャッターを切る。
そしたら必ず岩魚が毛鉤をくわえる写真が撮れるはずだ
この渓だったら、この魚影だったらそんなことも簡単に出来てしまう。





そして狙い通り、9寸ほどの岩魚は水面下５センチにある毛鉤をゆっくりくわえた。





こんなことをして遊んでいると時間がすぐ経ってしまう。
第１コーナーさんも1年ぶりの釣りを楽しんでいるようだ。




釣れた岩魚は全てリリース。





カメラで遊ぶ。
普段だったらこんな余裕はない。





稜線を眺めながらゆっくり釣り上がる。
1時間でかなり満足してしまった。




さあ、
最後の一匹をリリースして今日の釣りを終わりにしよう。





テン場に戻り、鷲羽岳を見ながら贅沢な宴会がスタート。
先ほどまで２０度あった気温が、３０分ほどで２度まで下がった。
第１コーナーさんの背負ってきた日本酒で熱燗が最高にうまい。





翌朝、
２人とも釣りに行くとは言わなかった。
それだけ、昨日の釣りで満足してしまったのだ。





私からの提案で鷲羽の山頂まで登ることにした。
第１コーナーさんも一緒に登ってくれることになり心強い。
鷲羽は、私にとって３度目のトライになる。過去２回は天候不良や足の状態が悪く断念している。





さあ、もう少しで鷲羽の山頂だ。
気分は最高！





Ｐａｒｔ３、鷲羽山頂からの絶景に続きます。
またね～