黒部川最源流への釣行 その3
皆さん、こんにちは。
さて、自宅を出て39時間後にやっとたどり着いた黒部の源流は、
今シーズン最後の渓流釣りに相応しい楽園でした。
どこまでも青く澄み渡った空。
火照った顔を冷やしてくれる心地よい渓風。
唯一の音源であり、リラックスさせてくれる水音。
白く輝くゴルジュ帯の石。
注)ここの渓は1度荒れるととんでもないことになるらしいです。10メートルくらい増水するのに、あっという間とか。
ここでも何人もの人が亡くなっているらしいです。
そして、イワナが居着いてそうな落ちこみや淵など、
毛鉤を落としたいポイントは山ほどあります。
釣り下がりなので、
イワナからは私の姿が出来るだけ見えないような位置をキープします。
そして、ポイントへ毛鉤を落とせばすぐ反応が!
必ず、私の毛鉤を咥えに飛び出してくれます。
なんと素晴らしい渓なのでしょう。
8月までスノーブリッジが架かっていると聞きました。
その残骸が水を落としてます。
さて昼食にしましょう。
実はおべんとうを、双六小屋でお願いして作ってもらいました。
ん~、美味しそう。
食事も終わり大満足。
ここでタバコを吸ったら、さぞうまいんだろうな~
3年前に禁煙しましたが、もしタバコを持っていたら吸ってしまったかも。
さあ、あと1時間ほど釣りを楽しんで三俣山荘へ戻りますか。
小屋の主人が、「できれば15時くらいまでに帰ってきて」と言ってましたし。
少し上流を探検して、黒部川の源頭も見てみたいし。
必ずここにもいるはず。
ほらね。
エルクの毛鉤でドライフィッシング気分を楽しもう。
水面上までイワナが出てくるので目でも楽しめます。
でもサイズは23~28センチくらいで、尺は出なかったな~
さて、そろそろ納竿しましょう。
充分楽しませていただきました。
ありがとう!
また明日来るよん。
明日は、赤木沢あたりまで下れればいいんだけど。
まあ、無理はせず時間がきたら戻ります。
黒部川の源頭を目指します。
かなり上まで来ました。
そろそろ源頭です。
鷲羽岳の腹あたり。すごい迫力だな~
おっ~
水がちょろちょろ
黒部らしくないぜ。
つーか、源頭だからこんな感じやね。
石碑まで戻って、記念撮影。
はい、15時に三俣山荘に戻りました。
今夜は、ここにお世話になるつもり。
1泊2食で9000円なり。
まあ、こんな場所でぬくぬくお布団に寝れて、温かい食事もいただけるなら高くはない。
三俣山荘前の風景。
あちらの縦走のことを、皆さんが表銀座とか言ってますが、なんのことかさっぱり分かりません。
ちなみに、ここは裏銀座だって。
登山者の皆さんと話をしていると、山をやらない私にとっては分からない言葉がたくさん。
小屋前からは槍も見えます。
槍の前の茶色の尾根は硫黄岳というらしいです。
なるほど、硫黄であんな色になってるんですね。
鷲羽岳が正面にこんなに近く。
カッコイです。鷲が羽を広げた雰囲気でてます。
山頂から下ってくる人がいます(赤矢印)
ひとつ残念なのが、明日この鷲羽山頂に登った後にまた黒部源流で釣りをする予定でしたが、
小屋主人曰く、「明後日は天気が荒れるから、明日下山したほうがいいよ」
とのアドバイス。
が~ん!
だったらもう少し釣りしてればよかったよん。
明日朝イチで下山しないといけなくなりました。
鷲羽の山頂もあきらめです。
山では、経験者の助言は素直に受け止めます。
地図を見ながら、
よく単独でここまで来たな~、とエビスをゴクン。
来年また来て、鷲羽登ってやるからな~
ビールうめ~
沢靴とネオの靴下、スパッツを干します。
登山者が、珍しそうに見てたのが印象的。
「ここで釣りね~」とか言ってるし。
今夜の寝床です。
2段ベット。清潔感でてます。
今夜泊まるのはたったの6人だけ。
ガラガラです。
10月中旬にこの小屋も閉めるそうです。
楽しい夕食。
うまかったよ~
窓からは夕方の槍の姿が見えます。
皆見てます。
ほら、やっぱりいた山ガール。
彼女も単独で、明日は槍へ登るそうです。
経験も豊富で、冬の谷川岳や八ヶ岳も行くそうで、
山ガールどころか、本格的な山屋です。
その他の方々も10~20年の登山経験を持つプロ級の方々ばかりで、
イワナ釣りという私の目的を聞いて、「へ~、そういう目的でここへ来る人初めて会ったよ~」
なんで言いながら、天然記念物を見るように私の写真を撮っていました。
やっぱ、釣り目的でここへ来ることは、そんなに変っていることなのか~、
と改めて感じた次第っす。
その4、下山編に続きま~す。
その1へ行く。
その2へ行く。
その3へ行く。
その4へ行く
あなたにおススメの記事
関連記事